「足のことならここに行け」とご友人に言われたというご高齢の男性が来店されました。
でもお話を伺い、今回は靴もインソールも販売せず
結論は「早急に循環器科へ行ってみて下さい」という事になりました。
お話を伺うと健康のためにウォーキングをしているのですが、少し歩くと片方の太もも、ふくらはぎが痛くて歩けなくなり、少し休んで歩くとまた同じようになる…
この状態は間欠性跛行という症状の特徴のようです。
「病院へは行ったんだ、整形外科に、でも異常は無く運動を教えられたんだ」 でも治らないようです。
それで「多分骨じゃ無く血流かもしれないので、まずは循環器科で下半身のの血流を診てもらって下さい」とメモ書きを渡し伝えました。
間欠性跛行とは、歩いていると足にしびれや痛みを感じ、歩行が困難になる。そして少し休むと症状が改善し、再び歩けるようになる。
でもまた歩き出すと痛くなるを繰り返します。
原因としては背骨や腰のあたりの何らかの症状により神経が圧迫されしびれる場合か下半身の血流の滞りによるものがあるようです。
今回のお客様は整形外科を受診されているので、背骨や腰ではなく下半身の血流に問題がある可能性が考えられます。
下半身の血流障害の原因は下半身の動脈硬化などにより血管が細くなったり詰まったりして血流が悪くなることです。
血流が悪いので栄養や酸素が行きわたらないので動くと筋肉が疲れ痛み歩けなくなります。
でもわずかながら血流があるので、休むと回復するのですが、動き出すとまた痛み出します。
血流の滞りは歩行の障害だけではなく、場合によっては指先などのちょっとしたケガから大事に至ることもあります。
血流が悪いとちょっとした怪我でも治り難く、気づいたら指が壊疽していて下肢の切断に至ってしまう場合もあるので、怖いんですね…
それで今回は靴をどうこうするのではなく、先ずは循環器科を受診して下半身の血流を調べてもらうようにお伝えしました。
実は僕は毎年のように「日本フットケア・足病医学会 北海道地方会」主催の市民公開講座に呼んでいただき、シューフィッターの立場から靴と足の話をさせて頂くのですが、同時に外科や内科の先生の講演を聞かせてもらえます。
その中でこの下半身の動脈硬化症の恐ろしさを知ることが出来ました。
そのような知識がわずかながらもあったので、今回のようなアドバイスができたのだと思っています。
私たち靴屋は日々、お客様の足を見ます。
その中で気づくことなど多々あります。
今回はたまたま自分のわずかな知識がお役に立ててよかったと思っています。
もしその後の様子など知ることがありましたら、また書いてみたいと思います。













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